「いつか起業したいから少しずつ経営について勉強をしていきたい。でも何から学んだらいいのかわからない」
「経営理念とは具体的に何か知りたい」
「経営においての社是、ミッション、クレドの違いを教えてほしい」
今回はこんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- 経営理念とは何か詳しくわかる
- 経営理念を実践するために必要な「社是」を詳しく解説!
- 「社是」「ミッション」「クレド」がわかり、それぞれの違いがわかるようになる
新しいことを学ぼうと思っても何から勉強していいのかわからないという経験はどの分野でもあると思います。
今回は、経営を学ぶ上で基礎となる企業の経営理念とは何かご紹介します。
経営理念とは何か
「経営理念」とは、会社が社会のためになぜ存在しているかという概念です。
経営の土台となる部分のことですね。
具体的に説明すると、会社が「こういった企業にしていきたい」や「なぜこの会社を作ったのか」といった創業者の思いや創業時の思いからきています。
つまり、「初心」や「目標」のことです。
そして、優れた会社には、優れた経営理念があると言われています。
✔︎日本トップ企業『ソフトバンクの経営理念』
情報革命で人々を幸せに
ソフトバンクグループは、創業以来一貫して、情報革命を通じた人類と社会への貢献を推進してきました。
人々にとって幸せとは何か。
「愛し愛されること」「日々生きていること」「自己実現」「笑顔」、多くの答えがあると思いますが、幸せとは、感動することと同義であると考えます。ソフトバンクグループが、何のために事業をしているのか、何を成したいのかといえば、一人でも多くの人に喜びや感動を伝えたい、ということに尽きます。われわれの創業以来の志が、この理念に凝縮されているのです。(以下省略)
出典:https://group.softbank/philosophy
[ソフトバンクの経営理念]
企業を通じて社会を幸せにするという大きな想いが伝わってきます。
企業によって異なりますが、こういったことを「経営理念」と言います。
もし起業することがあれば、「どんな思いからこの会社を作ったのか」「どういった影響を社会に与えていきたいのか」を考える必要がありますね。
「経営理念」とは、会社が社会のためになぜ存在しているかという概念のことです。
企業とは何か詳しく知りたい方は、『【企業とは何か】会社との違いを分かりやすく説明!社会人からでも学べる基礎知識』をご覧ください。
社是(しゃぜ)
日常では、なかなか聞くことがなく、馴染みがない言葉ですよね。
社是とは、経営をするにあたって「経営理念」を実践していくための方針や主張のことを言います。
会社のルール?と思った方もいるかと思いますが、ルールとは違い、あくまで会社が正しいと思う経営上の方針のことです。
どういったものを「社是」というのか具体的に大手企業を参考に見てみましょう。
✔︎京セラの社是
“敬天愛人”
常に公明正大 謙虚な心で 仕事にあたり
天を敬い 人を愛し 仕事を愛し
会社を愛し 国を愛する心(京セラの社是)
出典:https://www.kyocera.co.jp/company/philosophy/index.html
日本の大手電気機器メーカーである京セラの「社是」です。日本人としての素敵な表現を感じます。
次に、世界にも名を轟かす日本の大手自動車企業トヨタの「社是」を見てみましょう。
トヨタを知らない人はどこの国に行ってもいないです。間違えなく、日本が世界に誇る企業の1ですね。
✔︎トヨタの社是
一、上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実を拳ぐべし
出典: https://www.toyota-shokki.co.jp/about_us/philosophy/
一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし
一、華美を戒め、質実剛健たるべし
一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし
一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし(トヨタの社是)
人としてのあり方や誠実さが記されています。
「会社の「経営理念」を実践していくには、人としてのあり方が大事だということが大手企業の「社是」から感じられます。」
ミッション
経営において、ミッションとは、企業が果たすべき社会的使命と表現されることがよくあります。
つまり、企業が進むべき道のことです。
具体的な参考例をご紹介します。
✔︎楽天のミッション
「イノベーションを通じて、
出典:https://corp.rakuten.co.jp/about/philosophy/
人々と社会をエンパワーメントする
常識にとらわれず アイデアを重んじ イノベーションで 世界を変える」(楽天のミッション)
インターネットを中心にサービスを展開し、ここ最近は世界に名を轟かせている楽天ですし、さすがと言わんばかりの力ある言葉ですね。ずっしりとした重みを感じます。
海外の企業のミッションはどんなものがあるのでしょうか?
マイクロソフトのミッションを見ていきましょう。知らない人はいないというくらいの利用者と影響力を持ち、世界を代表するアメリカの大手企業です。
✔︎マイクロソフトのミッション
Empowering others
出典:https://www.microsoft.com/en-us/about
Our mission is to empower every person and every organization on the planet to achieve more.
他の人に力を与える
私たちの使命は、地球上のすべての人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにすることです。
マイクロソフトなら「地球上のすべての人」と言っても本当にできてしまう気にさせられます。
こちらも言葉に重みがありますね。
クレド
クレドとは、ラテン語で「志」や「約束」を意味します。
企業の行動指針を簡潔に記したことを言い、従業員が毎日読み返せるようにすることで効果を生み出します。
経営理念と違うことは、クレドはより従業員目線であるということです。
一見、上記で説明した「経営理念」に似ていますが、クレドはより従業員目線であることが特徴です。
まとめ
企業や会社において「経営理念」が土台となり、社会の人々に影響を与えていましたね。
優れた会社には、優れた「経営理念」があり、それを支えている「社是」「ミッション」「クレド」といった概念も持っていて、大手企業であればあるほど言葉に重みを感じました。
経営をするにあたり、「会社を通して自分の商品やサービスをどのような形で社会に貢献していくのか」が重要であると学びました。
今回は以上です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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