【日本政治の仕組み】民主主義国家&選挙とは何か、政策が生まれるまでの流れがわかる

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今回の悩み
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「政治の仕組みを教えてほしい」「少し政治や選挙について勉強したい…」
「政治に興味を持ち始めたけど、何から勉強していいかわからない」

今回はこんなお悩みを解決します!

「政治を学びたい」と思っても難しい言葉や専門用語がたくさん並んでいて、断念したという経験の方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな悩みを解決できるように政治の基礎部分である「日本政治の仕組み」をわかりやすく解説します。
日本政治の仕組みを知る上で、『民主主義』と『選挙』がとても重要です。

✔︎本記事の内容

  • 日本政治の仕組みがわかる
  • 民主主義国家とは何か詳しくわかり、選挙の重要性がわかる
  • 国民の「政治参加」とは何か、種類が詳しくわかる
  • 「日本の選挙」と「海外の選挙」の違い
  • 「政策」の主な種類

この記事で民主主義国家とは何か詳しくわかり、政治の仕組みが理解できるようになります。
国民と国の関係性が見えてきます。

民主主義国家とは

まず最初に、世界の数多くの国が民主主義国家であり、皆さんが住んでいる日本も民主主義国家です。

民主主義国家とは、国民の意思や行動が政治制度を通じて「政治」や「政策」に反映されます。
つまり、自分たちが自分たちのことを国の制度の中で決められるということです。

それらを決めるのが、国民による選挙です。

国民の意思や行動が政治制度を通じて、国の「政治」や「政策」に反映される国家を民主主義と言います。

民主主義国家と選挙の関係

民主主義国家において、国民の最も重要な行動は選挙とされています。
理由は、選挙を通じて国の「政治」が決まっているからです。

選挙からの流れ

①選挙

②政府や政党の構成が決まる

国会の中の与党決まり、内閣を組織する政党が決まる。

③国の政策が作られる

この流れを見るとわかるように、選挙によって内閣を組織する政党が決まり、国の政策が作られています。
つまり、国民の選挙で国の政策が作られていると言えます。

「国の仕組み」から「選挙」がどういったものなのか図を見ながら考えてみましょう。
国の仕組みがわかると選挙の重要性がわかります。

【選挙の重要性をわかりやすく図で説明】国の仕組み

国の仕組み

①国民の意見
国民が政治に対して意見を持って考える。

②国民の行動(選挙)
国民が実際に行動に移し、政治に影響を与える。

③政府・政党(国会・内閣)

国民の選挙により、政党が決まる。

④政策

国民が選んだ政党から政策が生まれる。

⑤メディア

政府の政策や状況がメディアを通じて国民へ伝わる。

また①に戻り、この循環を繰り返すのが「国」の仕組みです。

この循環で「政治」は成り立ち、民主主義国家が存在します。
選挙によって、政党が決まり、その政党が政策を作っていますが、政党について詳しく知りたい方は、『政党とは何か? 政党と国民の関係【政党がわかると国の仕組みがわかる】』をご覧ください。

メディアの存在

メディアによって政府の「政策」が報じられ、国民へニュースとして情報が渡ります。

それらのニュースから僕たち国民が政府の「政策」や「行動」を知り、信用したり、反論したり、各々が意見を持ち、行動に起こします。

元々はテレビや新聞がメインでしたが、インターネットの普及により、スマートフォンで簡単に情報を得ることのできる社会になったので、形が変わりつつもありますね。

「政治参加」とは

政治参加とは、国民の政治に対しての意見や態度を政府に伝えるための行動です。
国民の政治参加により、「政治」や「政策」に影響を与えます。

何度も繰り返しになりますが、国民の行動(政治参加)で最も重要なことが「選挙」と言われています。
民主主義国家においては、国民が「政治」を決めるということはこのようなシステムになっているからです。

選挙を通じて国民が「首相」や「大臣」を決め、「政策」が生まれます。

「政治参加」の種類

民主主義国家の国民には、具体的にどのような政治参加があるのか見ていきましょう。
一般的に3つあると言われています。

①選挙
一番重要な行動とされる。

②署名活動
多くの人の名前を集めて、このくらいの人が賛成・反対していると議員に提出し伝える。

③デモ
国会などで抗議すること。それにより、政策を作っている人たちに自分たちの意思を伝える。

これらの「政治参加」により、「政策」に影響を与えます。

最近では、時代の変化もあり、政府の政策に対してSNSに意見を投稿したり、影響力のある方々が自らYoutubeで意見を発信したりしています。現代社会では、それらも1つの行動と言えますね。

カズマイト
カズマイト

「インターネットの普及によって、政治参加が以前よりも身近な存在になっていますね。」

「日本の選挙」と「海外の選挙」の違い

日本では「選挙=国民の義務」というようなイメージがあります。
民主主義の他国は「選挙=国民の権利」とされていることが多く温度差に大きな違いがあります。

オーストラリア:投票しなかった場合は2000円程度の罰金が課せられる。
ベルギー:投票しなかった場合は罰金が課せられる。

このように海外では、罰金が課せられる国もあり、積極的に政治に参加するようなシステムがあります。
世界に比べると政治参加意識が低いのが現状です。

「選挙」のメリット

✔︎国民に「政治」の選択権がある

「選挙」という制度があるように国民が投票することで「政治」の選択権を持っています。
これが民主主義の圧倒的な強みです。

「選挙」のデメリット

✔︎1票では力を持たない

「政治」では、1人の力では自分に与える影響がほぼないことが現状です。
この理由をわかりやすくコンビニの買い物に当てはめて説明します。

理由

コンビニや何か買ったとしましょう!
すると買った物は自分に大きく影響します。

例えば、「甘いスイーツが食べたい」と思い、コンビニに行きます。
まず何を買うか選び、選択します。

その後、美味しければ、満足するでしょうし、イメージしたものを選べなかった場合は後悔するかもしれません。
もしくは「やっぱりダイエット中だから買うのをやめよう」と選択することもできます。
このように「経済」においては自分が選択したことは大きく自分に影響を与えます。


Q「政治」ではどうでしょう?

1票で政治を変えることはできません。選挙はある意味で多数決です。
買い物とは違い、「政治」での行動は自分が支持していても世の中の多数決で決まってしまうので、自分の行動が影響しにくいとも言えます。

✔︎大差の場合はする意味を持たない

大差が付いてしまっている場合は、投票する意味が少なくなってしまいます。
上記の「1票では力を持たない」ということも影響しています。
このようなことから「政治」に興味を持たない「無党派」が増えてしまっているのが現状です。

「選挙」に行く人の本心

選挙に行く人の本心はどのようなことがあげられるか考えてみましょう。

・国民として政治に関わりたい

・支持する「政党」が勝ってほしい

・支持する「政策」が成立してほしい

・反対している「政策」が成立してほしくない

・支持する「立候補者」に勝ってほしい

政党とは与党が内閣を組織するので、日本のような議院内閣制国家では政策は重要です。
政党を決めているのが、国民です。国民の選挙によって決まっているので、政策を決めている選挙の重要性がわかりますね。

内閣について詳しく知りたい方は、『内閣とは何か? 意外と知らない内閣の役割【日本の特徴がわかる】』をご覧ください。内閣とは何か具体的にわかります。

これらを意識していれば、ニュースや社会の出来事をどういった視点で見ればいいのかイメージしやすいと思います。

カズマイト
カズマイト

「それぞれの立場から考えたことを判断し、行動にすることが『政治参加』の第一歩になります。」

「政策」の主な種類

上記で説明したように、「選挙」によって国会を組織する政党が決まり、最終的に「政策」が作られてました。
それでは、具体的にどのような政策があるのか見ていきましょう。

✔︎経済政策
国の経済に対しての政策です。
例えば、失業者をどうやったら減らせるのか。物価を高くするのか。といったいったことを経済的な視点から政策をすることを言います。

✔︎年金政策
名前からわかるように国民の「年金」に対しての政策です。

✔︎社会政策
社会的な面での政策です。
街の改善点を直したりすることが社会政策にあたります。

✔︎医療政策
国民がよりよく医療を受けれるようにするのが「医療政策」です。

✔︎外交・安保政策
よくニュースで日米関係や日中関係、日韓関係といった国際関係について取り上げられていると思います。
それらの多くがこの外交・安保政策です。日本の領土やあり方を他国に示す大事なことです。

その他にも「財政政策」「金融政策」「産業政策」など生活の短なところに政府の政策があります。

政治を学べるおすすめ書籍

政治を学ぼうとすると難しい言葉が多く、なかなか勉強が進まない経験をした方も多くはないでしょうか?
そこで、今回は政治を学ぶ上で初心者の方でも読みやすい書籍をご紹介します。

✔︎『大学入試 マンガで政治・経済が面白いほどわかる本』

漫画で政治がわかる本になっていますし、内容もわかりやすいので、本が苦手な方でも気軽に読めます。
「政治の仕組み」や「基礎」を学びたい方はおすすめです!

✔︎『14歳からの政治入門』

『14歳からの政治入門』は、テレビにもよく出演されている池上彰さんの書籍になります。
ひとりの国民として政治に関心を持てるようになるとてもわかりやすい内容になっています。

✔︎『イラスト図解 社会人として必要な経済と政治のことが5時間でざっと学べる』

こちらも池上彰さんの書籍になります。
政治の全体像をザッと学びたい方におすすめの本です。

まとめ

ここ最近は、インターネットの影響力により、簡単にニュースを見れたり、情報がスマートフォンから無意識に入ってくることが日常であります。
それらが影響し、多くの人が「政治」を考えるきっかけになってきています。
民主主義国家の国にいるということは、国民が自分の意思や意見を踏まえ、それぞれが考える正しい行動を取ることが重要になります。
そのためには、政治に興味を持って、理解できるようになることが必要不可欠になりますね。

今回は以上になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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