『投資家みたいに生きろ -将来の不安を打ち破る人生戦略-』の書評|要約

書評

人生100年時代と言われる現代社会では、明確な人生設計が大事になります。
そして、夫婦2人が95歳まで生きると、老後のお金が2000万円必要になると言われています。

本書投資家みたいに生きろ -将来の不安を打ち破る人生戦略-』では、これからの時代を生き抜く思考や行動、どのような人生設計をするべきかを教えてくれる本です。

この書籍は、投資のやり方が書いてあるのではなく、人生100年時代をどのように生き残っていくか、これから必要になる能力、知識、マインドが書いてあります。

堀江貴文(ホリエモン)さんが推薦している本としても有名です!

✔︎こんな人におすすめ!

  • 将来に希望を持ちたい人
  • 人生を変えたい人
  • 投資家の思考を学びたい人

人それぞれ成功の定義は違いますが、人生で成功するための本質を学べます。
自分の思考と習慣次第で人生は変わると感じ、将来に希望を持てるようになる1冊になっています。

✔︎著者紹介

著者 藤野 英人(ふじの ひでと)氏

早稲田大学法学部卒。レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者。中小型および成長株の運用経験が長く、投資家として約30年の経験を持ち、日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。
投資教育にも注力しておりJRXアカデミー・フェロー、明治大学商学部兼任講師、国境なき医師団フィランソロピック・アドバイザーも務める。

過去にも数々のベストセラーを生み出してきた「投資のプロ」です。
現在は、明治大学商学部兼任講師という顔もあり、幅広い層から尊敬されています。

そこで今回は著者である藤野 英人さんの投資家みたいに生きろ -将来の不安を打ち破る人生戦略-』の具体的な内容を解説します!

「これって投資?それとも浪費?」と自問自答したことはありますか?
本書の内容を理解したら、思考や行動が圧倒的に変化します。学びだらけです。

それでは、見ていきましょう!

これからの時代を生き抜く解決策4つ

まず最初に、著者である藤野英人さんは夫婦2人が95歳まで生きると、老後のお金が2000万円不足すると言っています。年金だけでは現実問題厳しい金額ですね。そこで著者が答える解決策は具体的に4つです。

✔︎4つの解決策

  1. 若いうちにたくさん稼ぐ
  2. 支出を抑える
  3. 長く働き続ける
  4. 収入の1部を投資に回す

1人1人が生活に応じて4つを組み合わせることが人生を生き抜く解決策に挙げています。

「将来、お金が貯まったら何かやろう」では遅く、つねに未来思考で「今」を判断基準にすることが人生の重要な考え方と主張。

日本人は2つのグループに分けられる

✔︎失望を最小化する人たち (将来に希望がない人)
「動かない人」

✔︎希望を最大化する人たち (前向きに考えられる人)
「動く人」

著者はこのように分類分けされていると言います。

客観的に自己分析したときに、「希望を最大化する人たち」の分類に入りたいですよね。
人間は本能的に「損失を回避したい」という気持ちのほうが「何かを得られる」という気持ちよりも大きいというデータがあるそうです。

リスクとは何か?

著者の考えるリスクとは何でしょう。

リスクは0にはならないのを前提に、リスクを下げる努力をする必要があると述べています。

目を閉じて闇雲に飛び込むことではない。目を見開いて直視し、ちゃんと考えて決断をしてチャレンジすることであると表現されています。

つまり、現代社会におけるリスクとは失敗することを言うのではなく、しっかりと考えて判断したことに挑戦していくことなので、挑戦をしなければリスクにもならないと言うことですね。
そして、挑戦にはリスクが付きものであるから、リスクを減らすために何ができるか考える力が必要ということです。

リスクは0にはならないのを前提に、リスクを下げる努力をする必要がある

真の安定とは

真の安定とは、どんな変化にも対応し、動けるようにすることで、「スキルを身に付けるためのスキル」という考えのことを著者は説明されています。

本書の名言

変化に対応できるためには、常に動き続けること、学ぶ続けること。
入念な下調べをし、確信の度合いを高め、リスクを低くする努力のこと。

「人生は生ある限り、これすべて、向上へ向けた過程でなくてはならない。社会奉仕の努力でなくてはならない。もし老人のゆえを持って、安穏怠惰な生活を送ろうとするならば、それは取りも直さず人生を退歩を意味する」(本多 静六)

出典:本書『投資家みたいに生きろ -将来の不安を打ち破る人生戦略-』

著者が尊敬する本多 静六さんの残された言葉です。
本多 静六さんは、明治・大正時代に東大教授でもありながら、超一流の造園技師でもあり、その上優秀な投資家としても活躍されていた方で、まさに偉人です。

そして、著者である藤野 英人さんは本書で「勉強とは一生やり続けるもの」と何度も主張していたのが印象的で心に残っています。

現代社会で生き残る「3つの資産」

著者の考える「3つの資産」は以下になります。

3つの資産
  • 目に見える資産
  • 目に見えない資産
  • 明るい未来

その中でも、目に見えるものばかり追い求めると、人生は空虚なものになると主張。
目に見える資産とは、お金やプロダクトのことです。

人生は、時間という見えない資産を未来からリターンを得られるように使うことが重要であり、行動はいずれもエネルギーを使うと表現。
そのお返しに「知らなかった知識」と「新しい視野」が蓄積され、人生が豊かになるというサイクルです。

著者の言う「知識」とは、自分の血肉であり、現金は人にとられたとしても、「知識」は人からとられないと言います。

目に見える資産
  • お金
  • プロダクト
目に見えない資産
  • スキル
  • 健康
  • 人間関係
明るい未来
  • 利他の気持ち
  • 人を信じること

本書では、現代社会で生き残る「3つの資産」をこのように分類分けしています。

1万時間の法則

1万時間をかければ、どんな人でも、どんなことでも「かなりのレベル」に達すると著者は述べています。
1日5〜6時間を5年かけなくてはそのスキルはモノにならず、簡単なことではないということです。

しかし、振り返ってみると、自分がこれまでやってきて身に付いているモノを考えると、この1万時間の法則は正しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
今過ごしている時間をダラダラと過ごして浪費してはいけないと思うことが大事と言っています。

本書内に「未来を意識して1万時間をかけて、この先5年間で何を習得したいですか?」という質問をされています。行動しないと、何も始まらないということですね。

100万人に1人のレアカードになれ

著者は100万人に1人しかいない存在を目指す重要性を語っています。
スキルは単体ではなく、組み合わせると更に大きな武器になるということですね。

100人に1人のスキル ×   3つ =    100万人に1人にスキル

簡単なことをいつもできるのも価値があると主張しており、できることの積み重ねと人としてのあり方も大切だということです。

浪費しない

浪費とは何でしょう。

  • ダラダラと時間を潰すこと
  • 他人に指示された義務だけを無思考にこなして働くこと
  • 「主体性」「決断」「運」などが欠けた行動のすべて

人間には孤独を埋めるために、商品やサービスに思わず、お金や時間を使ってしまう「弱さ」があると主張しており、それらがお金や時間に対して「浪費」を生んでいると言います。

✔︎著者の考える投資とは

投資とは、今この瞬間に「エネルギー」を投入して「未来からのお返し」をいただく行為

著者の考える投資と逆の意味を持つ表現が浪費になります。

浪費が人生を豊かにしない理由はイメージできますよね。
それでは、どのように浪費と向き合えば良いのでしょう。

浪費は「特別なこと」

浪費はするなと言われても、一生休まずに仕事だけできる人間はこの世にいませんよね。

そこで、大事なのは浪費を浪費だとわかった上でやることと本書では説明されています。

成功者になるには、浪費は「特別なこと」でなくてはならず、絶対に習慣化してはいけないと強く主張しています。

どんな人にもリラックスは必要です。なので、月に一回など時々休み、「特別なこと」と意識することが大事になります。

人生を変える方法

本書では人生を変える方法として3つ紹介しています。

  • 環境を変える
  • 時間の使い方変える
  • 付き合う人を変える

お金や時間を「浪費」している人間関係をやめることと言っています。

本書で説明している「これって投資?それとも浪費?」を意識して考えると、著者の言っているこの3つがなぜ人生を変えるのかの本質が見えてきます。
この「環境を変える」「時間の使い方を変える」「付き合う人を変える」が投資かどうか。つまり、エネルギーがあることに使えているかということです。そうであれば、未来からのお返しがあるからです。
浪費していれば、未来からのお返しはなく、人生は変わらないということですね。

人生最大のリターン

人生最大のリターン(お返し)は「世の中が明るくなること」で、理由は、世の中が暗かったら、まわりに回って自分自身もより良い人生を送れないからです。

自分自身が明るい社会をつくる存在になるために、真面目に生き、自分に投資して成長を手に入れる。

出典:本書『投資家みたいに生きろ -将来の不安を打ち破る人生戦略-』

これに勝るリターンはないと説明。

✔︎資本主義社会の本質

正しい方法でお客さんや世間から信用を得られない限り、長期的に利益を上げるのは不可能

資本主義社会である現代社会で成功を収めるための本質を述べています。

イメージできないことはマネージできない

人はイメージできないことでお金を稼ぐことは不可能であると言っています。

自分の原体験こそが価値になり、「人の目にさらされる」という訓練を自主的にやっていく必要があると表現しています。

個人的にこの言葉が心に大きく響きました。確かにそうですよね。人は知らないことでマネージすることはできません。生まれるアイデアも知識と知識がつながって生まれます。知らないことで新たなものを生み出すことは出来ないと確信した瞬間です。
著者が「学び続けること」を強調している理由になっていると感じた言葉でもあります。

本書で言っている「勉強をやめた人は人生の成長が止める」に繋がりました。

人はイメージできないことでお金を稼ぐことは不可能

「投資家みたいに生きろ」がおすすめな理由

人生を変えたい、将来の不安をなくしたいと思う方は、確実に刺激を受ける内容の本になっています。

本書では、人生100年時代と言われるこれからをどう生きなければいけないか、ヒントが記してあります。
将来を不安に思っている方はこの本を読むと、希望を感じれるでしょう。
それだけ説得力がある本です!

おすすめな理由
  • 人生100年時代の生き方がわかる
  • お金を稼ぐ人のマインドを学べる
  • これからの時代に必要な能力・知識がわかる
  • 学び続けることの重要性の本質を知れる
  • 何をどのように変えていかないといけないか明確になる

この書籍を読むとこのようなことを学べます。
将来が不安な方は、希望を持てるでしょうし、将来に希望を持っている方でもまた新たに自分の可能性に気付けるでしょう。そんな一冊になっています。

「投資家みたいに生きろ」を読みたい方

いつでもどこでも耳で本を聴ける「オーディオブック

出典:https://audiobook.jp

オーディオブックは、月額750円(税込)で話題のビジネス書や大ヒットセラーをいつでもどこでも耳で聴けるアプリです。忙しい方でも通勤中や隙間時間、家事をしながら「ながら読書」が可能です。
30日は無料お試しができ、いつでも退会可能なので、興味のある方はぜひお試しください。

>> 日本最大級!オーディオブックを30日無料お試しへ – audiobook.jp

まとめ

今回は『投資家みたいに生きろ -将来の不安を打ち破る人生戦略-』の書評・要約でした。

この本はこれからの時代を生き抜くための知能が身につきます。
これからの人生の手助けになることでしょう。
時代の変革期を生きる我々にとって、新しいこと学無事は必要不可欠ですが、この書籍を通し明確になり、さらにはどのようにしていくべきか具体的にわかるようになります。

以上です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました