『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』書評|要約【生き残るための最強のビジネス書】

書評
今回の悩み
今回の悩み

「『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』はどんな書籍か教えて欲しい」

今回はこんなお悩みを解決します!

今回は大ベストセラーとなった『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』をご紹介します。

著者である西野亮廣さんは、現在の日本の革命家と言っても過言ではありません。
『絵本 えんとつ町のプペル』を記録的に大ヒットさせ、現在大ヒット上映中の『映画 えんとつ町のプペル』の脚本&監督を務め、自身のオンラインサロンに約7万人(2020年1月6日時点)を抱えている時代を先走る次世代のリーダーです。

そんな西野亮廣さんがこの書籍を2017年に出版し、よく年には、読者が選ぶビジネス書グランプリ2018の第一位に輝いた大ベストセラーです。
「2017年の本か」と思った方もいるかと思いますが、今読むのをおすすめします。
理由は、時間の経過とともに世間で一般化されてきた常識を西野亮廣さんは数年前から預言者の如く予言しているからです。

そして、ここまで教えてくれるのかというばかりに『絵本 えんとつ町のプペル』をどのように大ヒットに導いたかを詳しく記してくれています。

当時、西野亮廣さんが実際にやってきたビジネスが書いてあり、現在大ヒット上映中の『映画 えんとつ町のプペル』に結びつけたのか、現代ビジネスの本質がわかります。
西野亮廣さんがこの書籍に書いていたことを、実際に証明したのでこれだけ信用度の高いビジネス書は他ならないでしょう。

✔︎この書籍がおすすめな理由

  • 「現代社会の生き方」と「お金の正体」がわかる
  • 西野亮廣さんが証明してくれた「現代ビジネス」と「現代社会」の秘密と事実を知る
  • 『絵本 えんとつ町のプペル』をどのように大ヒットに導いたか、実際の『作り方』と『売り方』が詳しくわかる
  • 自分がどのように変化をしていかなければいけないか再確認できる

それでは、『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』要約をまとめて紹介していきます!
まだ読んでいない方は、ぜひ参考にしてください!

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』の紹介

タイトルが一見ビジネス書っぽくないですが、現代社会で生き残っていくための内容が描かれたビジネス書になっています。

『えんとつ町のプペル』の脚本&監督を務める西野亮廣さん自ら『えんとつ町のプペルの売り方』を教えてくれています。
大ヒットで証明しているだけあり、記されている内容の信頼度は抜群です。普通じゃしれないビジネスの本質がわかります。

毎ページ毎ページ学びだらけの一冊です。

コロナによって、一般化したクラウドファンディングの戦略についても記してあります。

変わっていく世界の中で僕たちがどのような常識を持って生きていかなければいけないかがこの本を通じて見えます。

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』要約【現代のお金の正体】

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』の題名にも入っている『現代のお金』とは、著者である西野章弘さんからすると何なのでしょう。
現代のお金の正体を知ることで『えんとつ町のプペル』が大ヒットした理由が見えてきます。

お金とは信用を数値化したもの

西野亮廣さんは、「お金とは信用を数値化したもの」と言っています。

その理由は、魚を100匹売りさばくと「魚を100匹売りさばいた信用のおける人」という信用証明書(お金)がもらえ、何か欲しければ、その人が持っている「信用証明書」と欲しいものを交換することで手に入るから信用がお金であるということです。

学校はお金のことを教えてくれない

学校は勉強だけでなく、自分は身長が低いのか高いのか、何が得意で何が苦手なのかなどがわかる面白い場所であるものの、学校はお金のことを教えてくれないと述べています。

「学校が教えてくれないものがある」と把握していないと社会に出たときにつまずいてしまうと述べていますが、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

学校を上手に活用するには、「学校が何を教えてくれて、何を教えてくれない場所なのか?」という ”学校の特性” を把握しておくことが絶対条件だ。

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』P85-86

学校は面白いところであるものの、最大限に活用するために把握しておく絶対条件を教えてくれています。

生存競争は「弱肉強食」ではなく「適者生存」である

インターネットの普及が社会形態を大きく変えましたね。
ここ数年の変化は計り知れません。

西野亮廣さんは、上記の「学校」の話を踏まえた上で、インターネットによって劇的に変わった社会では、インターネットの特性を把握する必要性と「インターネットが何を生んで、何を破壊したのか?」ということを知る重要性を語っています。

そして、著者は「インターネットが破壊したもの」を知っておくかいないかは、こと『広告』においては雲泥の差が生まれると言っています。

✔︎具体例「本屋さん」と「アマゾン」の違い

本書に書いてあった「本屋さん」と「アマゾン」の違いを簡単にまとめると、「アマゾン」はあまり売れない本でも本棚にならべておくことができるが一方で、「本屋さん」の本棚には限りがあるということです。
理由として、本屋さんには月に一冊しか売れない本を本棚に置いておくことはできません。限りがあるため、売れる本をおかなければならないからです。しかし、アマゾンは月に一冊しかおけない本でも数百万点も本棚に置けるので、月に一冊しか売れない本でも数百万点あれば、莫大な利益を生み出すのです。

インターネットが可能性を広げていると同時に差をつけられている業界もあるということですね。
著者は子供の頃に親や学校の先生から教えてもらった常識がインターネットの普及により、大きく変わっていることを指摘しています。

生存競争は、「弱肉強食」ではなく「適者生存」だ。いつの時代も、強い者ではなく、環境に適応した者が生き残る。

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 P92

環境の変化を知って、それに適応していく能力が必要ということです。

カズマイト
カズマイト

「格言ですね。人類の進化を物語っています。

僕たちはインターネットやAIの普及によって、時代の変革期を生きているのかもしれません。」

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』要約【『えんとつ町のプペル』の売り方】

この本の本題でもある『えんとつ町のプペル』の売り方が、本の前置きが終わったあたりからずっしりと詳しく書いてあります。
何と作り方から丁寧に教えてくれています。

『絵本 えんとつ町のプペル』無料公開

なぜ『絵本 えんとつ町のプペル』を無料公開したのでしょうか?

その理由として、テレビのアニメや番組も無料であることを指摘しています。
それに、アニメや番組の製作費を支払っているのは、番組スポンサーで、視聴者にとっては無料。そこから、アニメ映画であったり、有料イベント・グッズ、番組スポンサーが流したCMの商品も売れています。
そのサイクルによって、番組スポンサーに売り上げが入り、また視聴者は無料でテレビを見ることができている。

✔︎声優さんに無料公開を批判されたことについて

価値のないモノ(ゴミ)を無料で公開しても、お金は発生しない。
価値があるモノ(無料ではないモノ)を無料公開しているから、ファンが生まれ、巡り巡って、その声優さんにお金が落ちている。

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 P104

絵本業界は、無料公開がない分、競争力がないことを見透かして、『絵本 えんとつ町のプペル』をインターネット上に無料公開しました。

✔︎『絵本 えんとつ町のプペル』のクオリティ

『絵本 えんとつ町のプペル』を読んだ方はもうすでにお分かりだと思いますが、価値があるモノ(無料ではないモノ)を無料公開していることがわかります。絵本の域を超え、ひとつの作品と言っても過言ではありません。
実際に絵本を手にして感じるクオリティは凄まじいです。

『絵本 えんとつ町のプペル』を無料公開にして売り上げが伸びた理由

✔︎「フリーミアム戦略」で『絵本 えんとつ町のプペル』を販売

フリーミアム戦略とは、基本的なサービスや商品を無料提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルのことを言います。スーパーの仕組みや無料体験などがフリーミアム戦略の例になります。

インターネットで無料公開をし、実際に絵本の売り上げにつながった理由は、絵本には、読み聞かせという親と子供のコミュニケーションツールとしての機能があるからと述べています。

絵本は「ネタバレ」がスタートライン

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 P118

世の中のお母さんが子供の絵本を選ぶ際に、本屋さんか図書館で最後まで読んで、面白かったら買っていることを知っていた西野亮廣さんは、絵本を買う決定権を持つお母さんは、ネタバレしている絵本しか買わないことを知っていたからです。

現代でモノを売るには

著者は現代でモノを売るなら、現代人の流れを読まなければならないと指摘しています。

  • どこで寝泊りしているのか?
  • 何にお金を使っているのか?
  • 1日のスケジュールはどうなっているのか?
  • 1日に何時間スマホを見ているのか?
  • どこでスマホを見ているのか?
  • スマホを使う際、親指はどの方向に動かしているのか? 目はどの方向に向いているのか?

これらすべてを先読みし、売り方をデザインする必要があるとのことで、細部まで突き詰めることが重要であるということがわかります。
常識にとらわれていると、人間の行動パターンは日々変わっていく中で、時代の変化とともに沈んでしまうと教えてくれています。

時代が変わっても変わらないモノ

「人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって『確認作業』で、つまりネタバレしているモノにしか反応しない」

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』P128

その例に、世界遺産を見に行く際、テレビや雑誌で見て、「それらを実際に生で見たらどうなるの?」といった『確認作業』のためにお金を払っていると言っており、福袋的な商売をしていると伸び悩む原因を語っています。

無料公開が一般化して起こること

無料化が生む格差を語られています。

無料公開することで実力が可視化されて売り上げが上がる人間と、無料公開することで実力不足が露呈して売り上げが落ちてしまう人間の2種類が存在する

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 P136

著書では、無料化は厳密にいうと無料化ではないと何度も言っており、一見無料の商品でも、マネタイズのタイミングを後ろにずらしているだけの話と指摘しています。
つまり、無料公開が常識となってきている今、人に影響を与える真の実力が必要になってきたということですね。

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』の書評

続いて、『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』の書評をご紹介します。

  • 『絵本 えんとつ町のプペル』の売り方から現代のマーケティング戦略について学ぶことができる
  • 時代の変革期である現在をどのように生きていくべきか、常識がリセットされる

解説していきます。

『絵本 えんとつ町のプペル』の売り方から現代のマーケティング戦略について学ぶことができる

時代が変化していくことに焦りや不安を抱えている方も多いかもしれません。
繰り返しになりますが、この本に、『現代のモノの売り方』『現代のお金の正体』『変化していく現代の広告』といった現代のマーケティングが盛り沢山で詰まっています。
『絵本 えんとつ町のプペル』が大ヒットしたことが紛れもない証拠になっています。

時代の変革期である現在をどのように生きていくべきか、常識がアップデートされる

インターネットの普及やコロナによって、ものすごいスピードで変化していく世の中です。
著書では、常識のアップデートの必要性を語っており、時代が変化していく中で古い常識に縛られていると取り残されてしまうというメッセージも込められています。

生存競争は、「弱肉強食」ではなく「適者生存」だ。いつの時代も、強い者ではなく、環境に適応した者が生き残る。

出典:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 P92

特に、現代社会はインターネットとAIの普及によって迎えている時代の変革期です。
本質が見えることで、自分の可能性をまた新たに気付けるチャンスになるでしょう。

まとめ

出典:Amazon.jp

今回は『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』書評|要約をしました。

次世代のリーダーである西野亮廣さんのビジネススキルが学べる本となっています。
そして、わずか1300円ほどで大ヒットしている『えんとつ町のプペル』の売り方(マーケティング)を学べます。
価値のある内容がびっしり詰まっています。

興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

✔︎大ヒット作『絵本 えんとつ町のプペル』

今回は以上です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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