『ファクトフルネス』書評|要約【ビル・ゲイツが大絶賛】

書評
今回の悩み
今回の悩み

「大ベストセラーであるファクトフルネスの書評を知りたい」

「読もうかどうか迷っているから要約のまとめを教えてほしい」

今回はこんなお悩みを解決します!

世界中で大ベストセラーとなった『ファクトフルネス -10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣- 』をご紹介します。

あのマイクロソフトの創業者でもあるビル・ゲイツさんが「これまでに読んできた本の中で最も重要な1冊」と太鼓判を押した本となっております。
そして、ビル・ゲイツさんは2018年にアメリカの大学を卒業した学生の希望者全員にプレゼントしたほどの本です!

「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ。」
ビル・ゲイツさん(マイクロソフト創業者)

「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本。」
バラク・オバマ氏(元アメリカ大統領)

世界に影響を与え、凄まじい方々からも大絶賛されています。

本書ではファクトフルネスを「世界を事実に基づく世界の見方」と表現しています。
世界にはたくさんの誤解があり、人間の思い込みでものごとを判断していることに気付きます。
いわば、知らずのうちに「洗脳」されているということです。
それらを正しく教えてくれる本になっています。

この本で多くの勘違いに気づき、世界を客観視して見ることができました。

✔︎おすすめな理由

  • 世界を正しく見ることができる
  • 人間は思い込みで判断していることが多いと感じる
  • これからの世の中がわかる

✔︎おすすめな方

  • 世界中で仕事・活動をされている方
  • グローバルな人間関係をお持ちの方
  • 世界観を広げたい方
  • 常識に捉われたくない方
  • 世界経済を学びたい方

✔︎著者の紹介

Hans Rosling(ハンス・ロスリング)
(※著者は正式には3人と記されていますが、その1人がハンス・ロスリングさんです。)

ハンス・ロスリングさんは、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれた方です。

スウェーデン・ウプサラ市出身の医師、公衆衛生学者。
カロリンスカ研究所の国際保健学の教授を務めるなど幅広い分野で活躍。
世界保健機構やユニセフのアドバイザーを務め、スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げたほか、ギャップマインダー財団を設立し、数々の社会貢献に携わる。

How not to be ignorant about the world | Hans and Ola Rosling

世界中に影響を与えている講演会「TED Conference」(テド・カンファレンス)にも、著者であるハンス・ロスリングさんは以前参加されていました。
ハンス・ロスリングさんのTEDトークは3500万回以上も再生されているので、世界に与えている影響の大きさを伺えます。

そんな偉大なる方が書いた本ということです!

それでは、世界的大ベストセラーとなった「ファクトフルネス」の要約をまとめて紹介していきます!
まだ読んでいない方は、ぜひ参考にしてください!

「ファクトフルネス」の紹介

この本を読むと、世界にはたくさんの誤解があり、知らずのうちに「洗脳」されているということがわかります。

人間は思い込みをしているといことですね。

著者は、教育レベルの高い人も、世界中を飛び回っているビジネスマンも、ノーベル賞受賞者でさえ、事実とは異なる世界の見方をしていると本書で主張しています。
確信的な数々のデータをもとに説明されているので、「確かにな」と納得してしまい、世界の誤解に気づけることができます。

それにより、客観的に本当の「世界の姿」と「自分の姿」を見ることができます!
著者は「世界を逆さまにとらえている人に、正しい判断ができるはずがない」と述べています。

ビジネス用語や難しい言葉が少ないです。
その上、わかりやすい日本語で訳されているので、誰もが読みやすく、理解しやすい本の中身になっています。

本書では、世界の経済的な誤解についても触れているため、1番難しい言葉は、GDP (国内総生産)でした。

GDP (国内総生産)を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

>> GDP(国内総生産)をわかりやすく解説!【初心者でもわかる経済学】

人間を誤解させている10つの要素

本書では、人間が勘違いしてしまう10の要素を指摘しています。

①分断本能
②ネガティブ本能
③直線本能
④恐怖本能
⑤過大視本能
⑥パターン化本能
⑦宿命本能
⑧単純化本能
⑨犯人探し本能
⑩焦り本能

これらが著者が指摘する10の要素です。

これでは、イメージしづらいと思うので、本書に記されていた「⑥パターン化本能」の具体例を出して説明します。

パターン化本能「ひとつの例がすべて当てはまる」という思い込み

✔︎具体例「エボラ出血病」

著者はこの章でアフリカの社会状況について触れています。

同じ国の中にも大きな違いがあり、国が違っても所得が同じなら、文化や宗教にかかわらず共通点は多い。そこから、国によるステレオタイプにまったく意味のないことがわかる。

出典:『ファクトフルネス』

巨大なアフリカ大陸には、54の国があり、10億人が住んでいるため、国によって「所得」や「生活環境」も大きく異ります。
アフリカのリベリアやシエラレオで発生したエボラ出血病で一時期世界は混乱していましたが、それらを人間の錯覚と述べています。

当時、車で100時間もかかるアフリカ大陸の反対側のケニアの観光地に影響してしまっていたそうです。
その距離はなんとロンドンからイランのテヘランよりも遠いのに、このような錯覚を人間は起こしてしまいます。

それを著者は「ある集団の過半数になんらかの特徴があると言われれば、その中のほとんどの人になにかしらの共通点があるように聞こえてしまう」と指摘しています。

これと似た僕の体験談をご紹介します。アジアの国で虫を食べる国は実際に存在していますよね。ヨーロッパに住む人の中にも、ごく僅かですが、アジアという括りで日本も虫を食べる国だと思っている人がいます。

これらが著者の言う「錯覚」なのだと思います。

知識はあっという間に古くなる

著者は宿命本能を抑えるためには、最新のデータを積極的に取り入れて、知識をいつも新鮮に保つように心がけないといけないと主張しています。

「積極的に知識をアップデートする」

出典:『ファクトフルネス』231ページより

世界は少しずつ変わっていっています。そのことから、知識は常にアップデートするべきであると著者は言います。

2040年の世界人口

2040年に世界がどうなっているか予測するのは難しいですよね。
しかし、本書では20年後の未来である2024年を予測しています。
この図がすべてを物語っています。この本を読み終えると、この図が何を意味するか理由がわかります。

地域ごと、所得ごとの人口分布により、未来の経済までも著者はデータを根拠に予測しています。
アフリカとアジアの人口が増え、アジアはヨーロッパとアメリカ大陸の経済状況を上回るということです!

所得と寿命

世界の所得と寿命の図です。

日本の平均値は、世界からを見ると、すごく豊かな国であるということがわかります。
逆に小国であっても、大国の所得を大きく上まっている国がたくさんあります。
グローバル化が進む現代社会では、世界を知ることは非常に重要ですね。

本のデメリット

本書の特徴からデメリットもご紹介します。購入しよう考えてる方は参考にしてください。

  • ページ数も多い(397ページ)
  • 分厚くやや大きい
  • 値段が一般的な本よりも少し高い

ページ数が一般的な本よりも多く、本も通常より大きく分厚いのが特徴です。
しかし、実際に読んでみて、それだけ濃い内容が詰まっているから本が分厚いなだと感じました。

読む時間がない・読むのが苦手という方は、AmazonのAudible(オーディブル)でも視聴可能です!
これさえあれば、移動中や作業中でも視聴できるので、忙しい方にも便利ですね!

最初の一冊が無料なので、興味がある方はぜひ試してみてください!
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無料体験終了後は月額1500円となっています。
一冊の本が大体1000円くらいということを考えれば、かなりお得ですね。
普段から本をたくさん読む方は、まずは一冊無料なので、自分に合うか試してみるといいかもしれません。

まとめ

今回は世界的大ベストセラーである『ファクトフルネス』の書評や要約でした。

これを読むと、世界にはたくさんの誤解があり、知らずのうちに「洗脳」されている自分に気が付きます。
世界を正しく見れなければ、ものごと正しく判断できません。
自分を世界の中で客観視して、「自分探し」もできる本となってます!

世界の常識に捉われたくない方やグローバルに活躍されている方には、特におすすめの本です!
ぜひ一度読んでみてください!

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今回は以上となります!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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