政党とは何か? 政党と国民の関係【政党がわかると国の仕組みがわかる】

学び
今回の悩み
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「政治のことを勉強したいけど何から学べば良いのかわからない」

「政党とは何か具体的に知りたい」

今回はこんな悩みを解決します。

近年、スマートフォンから簡単にニュースを見れるようになったことが影響し、政治に対して関心を持つ方がこれまで以上に増えてきていますが、政治は難しい用語が多く「独学で学ぶのは難しいな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は政治で重要になる『政党』とは何かを具体的にお伝えします。
なぜ重要かというと民主主義国家において、『政党』は国民と政府を繋ぐ組織であり、国民にとって非常に重要な役割を果たしてくれているからです。
そして、選挙とは「政党」を選ぶためにあります。

カズマイト
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専門用語もしっかりと理解できるように、わかりやすく解説していきます!

 

✔︎本記事の内容

  • 政党とは何か、実際にどんなことをしているのか役割がわかる
  • 世界の基本的な政策システムがわかる

政党とは何か?

選挙は政党を決めるためにあります。
国民の選挙により、多くの支持を獲得した政党が政権を組織します。
政権を組織している政党が政策を実現できます。国民は自ら政策を実現することができないので、政党は国民と政府を繋ぐ重要な組織なのです!

政党とは、共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体である。選挙や革命を通じて政治権力を獲得、維持し、または政策決定過程に影響力を行使することによって政策を実現しようとする。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/政党

これを簡単に説明すると、政党とは、国民の意思を尊重して、国をより良くする政策を実現するために、政権を組織することを目指すことです。

国の仕組みから見る政党【図でわかりやすく説明】

この図から仕組みがわかり、「国民」と「政党」の繋がりを理解できます。

国の仕組み


①国民の意見
国民が政治に対して意見を持って考える。

②国民の行動(選挙)
国民が実際に行動に移し、政治に影響を与える。


③政府・政党(国会・内閣)

国民の選挙により、政党が決まる。


④政策

国民が選んだ政党から政策が生まれる。

⑤メディア
政府の政策や状況がメディアを通じて国民へ伝わる。

また①に戻り、この循環を繰り返すのが「国」の仕組みです。

③部分が政党にあたることがこの図からわかります。

つまり、国民の選挙によって決まっているのが『政党』ということです。

政策が生まれるまでの流れ【政党の役割】

①国民が選挙を通して投票

②多数派政党が政権を組織(与党が決まる)

③政策が生まれる

選挙前に政党は、政権を取った場合に行う政策などを公約します。
「こういった政策をします」と具体的に言うことで、国民からの支持を集めるためです。
このように国民と政治家は、立場によってぞれぞれの政治活動の意味合いが変わってきます。

与党とは

選挙でより多くの投票を集めた政党のことで、与党が政権を組織し、内閣を作ります。
内閣総理大臣も与党から決まります。

国民と政党の関係

民主主義国家とは、国民の意思が国の政策に反映される国家のことです。
民主主義国家において1番重要な国民の行動が選挙とされている1つの理由は、政策を実現する政党が選挙を通して決まるからです。
政党が何かわかると、イメージもしやすいですね。

選挙について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

<<【政治の仕組み】民主主義と選挙の関係を学ぼう!>>

基本的な政策システム

世界中の民主主義国家において、基本的な政策システムは主に2つあります。

  • 二大政党制
  • 多党制(多党制の類型として一党優位体制などもある)

一党優位体制とは、国民から圧倒的に支持を獲得している政権があり、政権交代がほぼ起こらないことを言います。
各国の政策システムは、政党の数、政党間の力バランス、政党間の政策などが関係しています。

二大政党制

大きな影響力を持つ2つの政策が政権を獲得するために競い合うシステムのことです。
二大政党制で代表的な国は、アメリカとイギリスです。

アメリカ
民主党と共和党

イギリス
労働党と保守党

多党制

3つ以上の影響力を持つ政策が存在して、それぞれの政党が単独では過半数の支持率を獲得できないシステムのことです。
そのため、複数の政策が連立政権を組み、国民からの支持を集めます。
多党制で代表的な国は、ドイツやフランス、イタリアなどが挙げられ、ヨーロッパの国々は多党制が多いです。

日本の政策システム

日本の政党のシステムはどういったものなのでしょう。

戦後の日本は、55年体制と言われる自民党と社会党の二大政党制とされてきました。しかし、二大政党制と言われつつも、40年近く自民党は政権を失わなかったので、自民党の一党優位体制とも言われてきました。

その後、1994年の選挙制度改革から民主党が力をつけ、民主党と自民党の二大政党化が進んでいました。
2012年末に行われた総選挙で民主党が大敗し、民主党以外の野党が分立しました。
それにより、現在は二大政党化の流れは少しずつ弱まってきています。

まとめ

政党とは、国の政策を生み、国民と政府を繋ぐ重要な役割を果たしてい流ことがわかりましたね。

基本的な政策システムは

  • 二大政党制
  • 多党制

この2つがあり、各国の政党のバランスで政治が成り立っています。

今回は「政党とは何か」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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