「国会は具体的に何か知りたい」
「よく聞く衆議院と参議院の違いを教えてほしい」
今回はこんなお悩みを解決します!
「政治を学びたい」と実際に本や教材を手にしてみても専門用語が多くて、なかなか理解できないという経験をしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
今回はわかりやすく国会について解説します。
民主主義国家において、国会はものすごく重要な役割を果たしているので、国会がわかることで国の仕組みがわかります。
✔︎本記事の内容
- 国会とは何か詳しく仕組みがわかり、実際にどのようなことをしているのか具体的な特徴がわかる
- 衆議院と参議院の違い【日本の二院制の特徴】
難しい政治用語もわかりやすく解説していきます!
国会とは何か
民主主義国家において、国民の代表者が構成する組織を国会と言います。
- 国会とは、国民の代表者が構成する組織のこと!
民主主義国家は国民に主権があるので選挙が大事な行動であるということはよく言われていますね。
選挙について詳しく知りたい方はことらをご覧ください!
国会とは、国民の代表者が構成する組織ですが、具体的に国のどの部分のことを言うのか図で詳しく見ていきましょう。
国の仕組みから「国会」がわかる【図でわかりやすく説明】
①国民の意見
国民が政治に対して意見を持って考える。
②国民の行動(選挙)
国民が実際に行動に移し、政治に影響を与える。
③政府・政党(国会・内閣)
国民の選挙により、政党が決まる。
④政策
国民が選んだ政党から政策が生まれる。
⑤メディア
政府の政策や状況がメディアを通じて国民へ伝わる。
また①に戻り、この循環を繰り返すのが「国」の仕組みです。
この図のように、民主主義国家は成り立っていて、③部分が国会です。
つまり、国民が選挙によって選んだ政党(政治家)の集まりが国会ということです。
国会は国権の最高機関
国家の三権の中でも最も地位が高いのが立法(国会)とされています。
✔︎国家の三権
- 立法(国会)
- 行政(内閣)
- 司法(裁判所)
これらが国家の三権と言われていますが、その中でも国会が一段高い地位として認められています。
国の唯一の立法機関
国で法律を作れる唯一の機関です。
国の立法は、すべて国会によって行われて、国会の議決によって法律が成立します。
つまり、国会は国の法律を作れる唯一の組織であり、国の法律はすべて国会で決まっているということです。
政治では、法律を作ることを立法と言ったりもするので覚えておきましょう!
国会の最大の役割は法律を作ることと言われており、社会や経済の問題を解決しています。
この「国会は国権の最高機関」であることと「国の唯一の立法機関」の2つは憲法41条にも記されています。
国会の役割とは
上記で説明したように、国会は法律を作る役割が最大の役割と言われていますし、国会は唯一の立法機関です。
その他にはどういった役割をしているのでしょうか?
- 予算の議決権
- 条約承認権
- 憲法改正の発議権
- 内閣総理大臣の指名権
法律を作る(立法)以外の国会の主な役割はこのような内容です。
民主主義国家において、国権の最大機関とされている国会ですが、どのように構成されているのでしょう。
国会の仕組み
結論、日本の国会は『衆議院』と『参議院』の二院制です。
何となく知っているという方も多いと思いますが、それぞれが何かということが重要なので、解説していきます。
日本は二院制
日本は衆議院と参議院で構成された二院制です。
- 衆議院
- 参議院
世界の民主主義国家を見ても、二院制をとっている国は多いです。
二院制を取っている世界の民主主義国は、基本的にはどちらかの院が優越的な立場であります。
日本は衆議院に優先事項がありますが、他国に比べると、2つの院がほぼ対等であるとも言われます。
衆議院とは
日本は衆議院に優先事項があります。
そのため、参議院には決定権がないものがあります。
- 予算の議決
- 条約締結の承認
- 内閣総理大臣の指名
これらが衆議院の優先事項です。
衆議院は参議院よりも決定権を持っているということですね。
✔︎衆議院の選挙制度
任期は4年間とされていて、内閣による解散権の行使が可能とされています。
そのため、1年や2年で変わる場合もあるのが特徴です。
総選挙を行うために衆議院が解散することです。
その後、すべての衆議院議員は、任期満了前であっても議員としての地位を失います。
参議院とは
1つの都道府県から1人から2人選ばれる都道府県選挙区と全国が選挙区となって全国区から50人くらいが選ばれて構成されています。選挙区が広いため、知名度があると優位になる選挙とされています。
✔︎参議院の選挙制度
任期は6年とされていて、3年ごとに半数ずつ選挙で決まります。
6年に1度の選挙によってそう入れ替えするわけではなく、3年に1度半分が入れ替わるということです。
優先事項が衆議院にあっても、任期は長いことから中長期的に物事を考えることができる点はメリットかもしれません。
- 優先事項が参議院にはある(決定権)
- 参議院の方が任期が長い
二院制の特徴
あらゆる立場の人がいることから議論内容が深まります。
それに、両院の選挙制度と選挙時期が異なるため、時代背景だけで偏った議員が集まることがなくなります。
- 選挙の回数が増えるので、国費にも負担になってしまう
- あらゆる立場の人がいると、議論が長くなってしまったり、なかなか決定できないということケースがある
政治が学べるおすすめ書籍
世界的に見ると我々日本人は政治に関心を持たない人種として有名です。日本は選挙に参加しなくても問題ない国ですが、同じ民主主義国家であるオーストラリアでは、選挙に参加しないと罰金があるくらいです。
しかし、最近では、インターネットの普及によって、日本にも政治に関心を持つ方が増えてきています。
そこで、政治のことを改めて学ぼうという方が増えてきていますが、難しい用語が多すぎて学びが進まないという方も多いのではないでしょうか。
そんな問題を解決するため、政治がわかりやすく学べるおすすめの書籍をご紹介します。
✔︎政治が学べるおすすめ書籍
池上彰さんの『イラスト図解 社会人として必要な経済と政治のことが5時間でざっと学べる』です。
池上彰さんは、計り知れない知識量があるとして有名でテレビでもよく見かけますよね。そのため、とてもわかりやすい本ですし、イラストが多く内容を理解しやすい本となっています。
ベストセラーにもなった『大学入試 マンガで政治・経済が面白いほどわかる本』です。
漫画でざっと政治の仕組みを学べる本となっています。本を読むのが苦手という方でも漫画なら気軽に読めますね。
まとめ
国会は、国民が選んだ代表者が集まる唯一の立法機関で国権の最高機関とされています。
そのため、国会の最大の役割は法律を作ること=立法と言われています。
✔︎その他の役割
- 予算の議決権
- 条約承認権
- 憲法改正の発議権
- 内閣総理大臣の指名権
このような役割があることがわかりましたね。
そして、日本は二院制をとっており、『衆議院』と『参議院』がありました。
両院の選挙制度と選挙時期が違いますし、あらゆる立場に人がいることから慎重な議論を行えるというメリットがあります。これらが日本の国会の特徴となります。
今回は以上です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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